はじめての柔軟剤
実家には柔軟剤を使う文化がない。なので、タオルはゴワゴワだ。
柔軟剤を知ったのは高校生の頃である。それまでタオルは洗濯を繰り返せばゴワゴワしてくるし、そのまま使っていくものだと思っていた。
その後、人の生活を見聞きするにつれ柔軟剤を使う人が多いことを知る。
気になる...そんなにいいものなのか柔軟剤。確かにCMで見るフワフワのタオルは気持ちよさそうだ。
今、我が家には空になった柔軟剤の容器がある。そう、29歳にして初めて使ってみたのである。
タオルはフワフワになった。肌触りもよかった。ならば詰め替えを買いに行きそうなものだが、後回しにしている。いや、すでにうっすら(いらないかも・・・)と思っている。
というのも、いちいち計量して柔軟剤投入口にいれるのがめんどうくさい。タオルの肌触りがよくなる嬉しさより、洗濯の行程がひとつ増える負担の方が勝ってしまっている。
今の私にとって、タオルは拭くことさえできればそれでいいらしい。肌触りがいいに越したことはないが、そこまで優先順位が高くないことがわかった。
とりあえず、洗濯しても一生フワフワのままでいてくれるタオルがほしい。
そんな私。