そんな私

そんな私

思いつきでいろいろと

隣の芝生は人工芝

兄は器用な人だ。勉強も、運動もできる。身内が言うのも何だが、モテる。地元の安定企業で働いており、既婚。子供も生まれた。

 

自分にないものをすべてもっている。自分にはない器用さをもっている。兄のことは好きだが、どこかで比較をしていた。そつなくレールに乗れているようで羨ましかった。

 

 

そんな兄と最近、長電話をした。2時間。こうやってサシで話すのは5~6年ぶり。

 

きっかけは、家族LINE。兄が人生ハードモード真っ最中であることが判明したため。

 

心配ではあるが、正直ホッとした。どうにもならないことが兄にもあるんだな、と。同時に、いままで身勝手な比較をしていたなと反省。

 

なぜ人と比較をするとき、その人がうまくいっている前提で考えてしまうのか。みんな何かしらあるはずなのに。今はなくても過去に、もしくはこれからあるかもしれないのに。

 

とはいえ、これからも私は誰かと何かを比べてしまうだろう。けれど、深みにハマることはないと思う。青く見える隣の芝生は、人工芝かもしれないのだ。